6000台が数日で完売! バイクが今の若者に大人気なワケ 流行の「ネオレトロ」とは何なのか

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昨今のコロナ禍の影響で、日本国内ではバイクの注目が集めている。20代をはじめとする若年層も続々とバイクを購入。いったいなぜか。

世界で注目の「ネオレトロ」とは

カワサキの「Z900RS」メタリックディアブロブラック(画像:カワサキモータース)
カワサキの「Z900RS」メタリックディアブロブラック(画像:カワサキモータース)

 小型2種が注目を集めている一方、若年層を中心に人気を博しているものが「ネオレトロバイク」の存在だ。

 ネオレトロとは、見た目が昔ながらのクラシカルな雰囲気を持つものの、随所に最新の機能を用いるバイクだ。そしてネオレトロバイクのなかでも特に注目を集めているのが、2022年4月発売の「カワサキ Z900RS」だ。“丸目ヘッドライトのネイキッド型バイク”というスタイルは初代からあまり変えずに、ABSや発光ダイオード(LED)ヘッドライト、トラクションコントロールシステムなどを装備している。

 また、その人気の極めつけとしてクラシックモデルにも人気が飛び火している。その代表的な例が、ヤマハの伝統的バイクの最終モデルとして誕生した「SR400ファイナルエディション」だ。

 近年のバイクにありがちなアダプティブクルーズコントロール(ACC)などの電子機構をほとんど装備せず、キック始動のエンジンやハロゲンヘッドライトなど、往年のモデルとほぼ変わらないデザインと機能性が好評を呼び、合わせて6000台の限定モデルがたった数日で完売した。

 中古市場においても価格相場が上昇し続けているなど、ネオレトロバイクやクラシックバイクの人気はさらに高まりつつある。

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