ロシア回避で注目される「中東便」 乗り継ぎ時間を活用した豪華サービスをご存じか
ウクライナ侵攻以前から運航されてきた「中東便」。その存在がいま、注目されている。いったいなぜか。
乗り継ぎ客を取り込む航空会社の戦略

ドバイ、ドーハ、アブダビ、そしてイスタンブールといった国際空港は、近年は空港だけでも施設の充実度が群を抜く。空港内にホテルや仮眠施設があったり、あらゆる料理が味わえるレストランやカフェ、免税店を含むショップも数多く並んでいたり、そして、航空会社などのラウンジも豪華だ。
乗り継ぎが2、3時間であれば、空港内だけでも余裕で過ごせる。さらに時間があれば、無料の観光ツアーなどに参加すれば、乗り継ぎ待ちもまったく苦ではないだろう。深夜到着などの場合、ホテルのベッドで休めるメリットは大きい。
これらの乗り継ぎサービスは、コロナ禍で一時中断されていた。しかし最近はすでにほぼ再開している。24時間以上の乗り継ぎとなるストップオーバーを利用し、現地に数日滞在するのもいい。
現在の中東系各社の運航便は、ウクライナ情勢があっても飛行ルートは以前から変更はない。しかも、いまや少なくなったロシア発着便もまだ運航されており、その需要もある。以前ほど航空券が安くないのがややネックだが、現在は安くとも往復30~40万円ほどする日本~ヨーロッパ間の直行便より、まだ安いことも多々ある。ヨーロッパ方面など多くの都市への運航便もケタ違いに多く、利便性も高い。
空港施設の充実だけでなく、乗り継ぎ時間を使った充実した数々のサービス。日本~ヨーロッパ間で南回りルートが主流になる中で「中東便」の人気がますます高まりそうだ。