知られざるトヨタ「福祉車両」の世界! 画期的な低価格と安全性、強みは自家用車だけじゃなかった

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トヨタがリリースしている福祉車両シリーズ「ウェルキャブ」に2022年9月、新製品が加わった。自由で安全な移動をサポートする製品特性を解説する。

ユーザーの信頼厚い福祉車両「ウェルキャブ」

トヨタ「ウェルキャブ」車椅子収納装置。税込み14万9600円(画像:トヨタ)
トヨタ「ウェルキャブ」車椅子収納装置。税込み14万9600円(画像:トヨタ)

 トヨタがリリースしている「ウェルキャブ」シリーズは、身体に障害のある人が安全に移動するための、いわゆる福祉車両である。

 すでに長い歴史と多くの実績があり、市場でのユーザーからの信頼も極めて厚いと言って差し支えない。

 そんなウェルキャブシリーズに2022年9月から新たに加わったのが、すでに販売済みの通常モデルの車両に後付けでウェルキャブに準じた装備を追加装備できる、その名も「いつでもウェルキャブ」である。

 用意されるのは助手席を横方向に回転させ、さらに座面全体を傾けることができるターンチルトシートと、車椅子を後部のラゲッジスペースに電動で格納し、少ない力で積み下ろしすることが可能となる収納装置の2種。

 いずれも純正オプション品としての販売である。

※ ※ ※

 従来、いわゆるウェルキャブのバリエーションには、

・シートへの乗り降りをサポートするタイプ
・車椅子のまま乗り降りするタイプ
・自身での運転をサポートするタイプ

以上の3種類を大きなくくりとし、さらに細かな部分でのサポートを、ユーザーひとりひとりに合わせて考えたさまざまなタイプが提供されていた。

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