東京メトロ×異業種で新規事業 教育・MRエンタメ・寺社コンサルの3社と「共創」摸索へ
東京メトロの経営資源とスタートアップ企業のアイデアを組み合わせて新規事業を生み出すことを目的としたプログラム「東京メトロアクセラレーター2020」の最終審査通過企業に、VIA、GATARI、DO THE SAMURAIの3社が決定した。
VIA、GATARI、DO THE SAMURAIの3社が決定
2021年3月、東京メトロが有する経営資源とスタートアップ企業のアイデアを組み合わせて新たな価値を生み出すことを目的としたオープンイノベーションプログラム「東京メトロアクセラレーター2020」の最終審査通過企業として、VIA、GATARI、DO THE SAMURAIの3社が決定した。
教育事業を展開するVIAは、「お金の勉強」を通じた子どもの「生きる力」の育成(教育)事業を提案。金融、キャリア、税など広義の「お金の勉強」を通じて、文部科学省が新学習指導要領のテーマとして掲げる「生きる力」の育成に取り組むという。
GATARIは、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作できる「MR」(Mix Reality)のコンテンツ制作を手掛けている。提案は「今までにないエンターテインメントから未来のインフラを創る」。東京メトロが有する広大な地下空間をデジタルで再現し、MRでユニークな体験ができる「地下エンターテイメント」のサービス開発を目指す。
神社寺院検索サイトの運用や神社寺院の経営コンサルティングを行うDO THE SAMURAIは、「神社寺院検索サービス『ホトカミ』と東京メトロ24時間券を組み合わせた需要喚起施策の実施」を提案。神社寺院・御朱印ファンに向けて、両社共同で広告制作をはじめ、ポストコロナを見据えた都市型観光の一つとして「神社・寺院巡り」の需要喚起に寄与する取組みを進めていく。
なお、最終審査選考では、通過した3社のほか、bilson、イノカ、渋谷肥料の3社も検討が行われた。