クルマ用品の購入、主流はもはや「インターネット」? 軽向けタイヤ38%増 調査会社のデータから考える
マーケティング・リサーチ社のGfK Japanが、2022年5月における自動車タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの市場規模の販売速報を発表した。
直近の販売速報から見る市場動向
マーケティング・リサーチ社のGfK Japanが6月30日、2022年5月における全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネット販売実績を基に、市場規模相当の自動車タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を発表した。
どのような商品が売れていたのだろうか。前年比の増減から直近の市場動向を見てみよう。
タイヤ、軽用・ネット購入が堅調
自動車のタイヤの販売本数については、2021年5月比6%増と堅調だった。店頭売り上げは5%増、インターネットでは7%増となり、インターネットでタイヤを購入するケースも増えてきたようだ。
サイズ別の販売では、最も販売数が多かった155/65/14という、軽自動車では一般的なサイズが16%増と好調だ。同サイズは、インターネットでは38%増と、非常に高い伸びを示している。
その他、軽自動車や、コンパクトカーでもよく使われる、165/65/14や、165/60/15も好調で、それぞれ53%増、38%増だった。
タイヤ全体の税抜き価格は、値上げの影響などで前年同月から8%上昇。9504円となっており、店頭・インナーネットともに上昇傾向だ。
その結果、金額前年比は14%増で、店頭では12%、インターネットでは16%増と、およそ1~2割高となった。
これは、コンパクトカーや軽自動車を所有する人が増えている裏付けと言える。