ランクルに打ち勝てるのか!? 日産「パトロール」再投入、20年の空白&ゴーン呪縛を断ち切る「大博打」か
日産は20年ぶりに大型SUV「パトロール」を日本市場に再投入する。3.5リッターV6ターボや先進装備でオン/オフ両方のプレミアム体験を提供し、フラッグシップとしてブランド再生を狙う。
日産フラッグシップの戦略意義

日産自動車は2025年10月29日、ジャパンモビリティショー2025で大型多目的スポーツ車(SUV)「パトロール」を2027年度前半に日本市場に投入すると発表した。日本市場では、2007(平成19)年に「サファリ」の生産を終了して以来、20年ぶりの大型SUV再投入となる。本稿では、70年以上にわたる歴史を礎にした新型パトロールの日本再投入の意義を、歴史、市場構造、競合環境の文脈から読み解く。
パトロールは日産のフラッグシップモデルとしての役割を担うと想定される。日刊工業新聞によると、ジャパンモビリティショー2025のプレス向け先行公開で登壇したイバン・エスピノーサ社長は、
「パトロールは世界中で冒険と性能のシンボルとなった。どこでも行ける性能と広々とした豪華な内装を実現し、オンロード、オフロードを問わず類いまれなる存在」
とその意義を強調した。
国内市場での競合はトヨタ・ランドクルーザー300シリーズである。パトロールがどのように差別化を図るかは、今後の市場での成否を左右する重要なポイントとなる。加えて、日本市場における大型SUVの需要や適合性も慎重に検証する必要がある。