「上から目線」「まるでJK」 自動車マニアに潜む“勘違いジジイ”に気を付けろ! ネットでウザい知識自慢……人気女性ロックバンドの歌詞から考える
おとぼけビ~バ~のMVが描く「勘違いジジイ」は、知識を武器に若者を支配する年配層の行動を象徴する。自動車趣味でも同様で、若者の参入意欲を阻む心理的障壁を示し、世代間コミュニケーションの重要性を浮き彫りにする。
年配男性支配の閉塞構造

「ジジイ is waiting for my reaction」の歌詞には
「いますぐやめろ 上から目線」
「いますぐ消えろ このクソジジイ」
という強烈なフレーズがある。これは、若い世代が長年我慢してきた鬱憤を代弁している。
年配男性の発言は、一見すると知識の共有に見えるが、その実「自分の優位性を確認する行為」になっていることが多い。これでは若者が安心して参入できず、結果として趣味全体が縮小していく。しかも、この行為は本人にとって悪気がない場合が多い。むしろ
「教えてあげている」
「導いてやっている」
と思っているのだから、事態は厄介だ。MVのなかで描かれる「勘違いジジイ」が
「恋に恋してる」
「まるでJK(女子高生)」
と歌われるように、自動車趣味の世界でも「自分の知識に酔っている構図」が透けて見える。自動車趣味の継続には、世代間の知識共有が不可欠だ。しかし、それが継承ではなく「支配」になってしまうと、若い世代は反発する。例えば、旧車文化を愛する年配男性が「昔はよかった」と語ること自体は自然だが、
「だからお前たちの今のクルマ趣味は浅い」
と断じるのは不毛だ。逆に、若い世代が最新の電気自動車(EV)やカーシェア文化を語ったときに、年配男性が
「それはクルマ趣味じゃない」
と切り捨てるのも同じだ。知識や経験は、他者を評価する武器ではなく、対話を広げる道具であるべきだろう。