「破産する」「ドンキしか行けない」 ネットで“残クレアルファード”を叩く人が、全然幸せそうに見えないワケ

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ネット上で偏った情報が広がるなか、残クレアルファードは「茶化し」の対象になりやすい。しかし2019年新車500万円のアルファードは2024年に400万円で売却可能。高リセール価値を活かせば資産形成の手段となる現実がある。

ネット誤認の資産格差

「残クレアルファード」とは、トヨタ・アルファードを残価設定型クレジット(残クレ)で購入することを指す。残クレは、契約時に設定した将来の車の価値(残価)を差し引き、残りを分割で支払うローンだ。

 月々の支払いは通常ローンより軽くなるが、金利は高めである。銀行ローンと比べると条件面で不利な点も多い。アルファードを残クレで購入すれば、5年間で約50万円の金利負担が発生するという。表面上は確かに「割高」に見える。

 しかし現実には、2019年に新車価格約500万円のアルファードが、2024年には400万円で売却できる事例がある。コロナ禍の

・半導体不足
・円安
・トヨタの納期遅延

など、供給制約が中古車価格を押し上げたためだ。この市場環境を踏まえれば、残クレを利用したユーザーが手元に150万円程度の利益を残す可能性もあるという。

 それにもかかわらず、ネット上では

「手取り20万円で残クレ」
「ドンキ(ドン・キホーテ)しか行けない」
「破産する」

といったミーム的描写が拡散されている。こうした意見は、供給制約やリセールバリュー(再販価値)の上昇を無視した偏った認識に過ぎない。結果として、叩く側は

「自分は堅実だ」

と信じている一方で、実際にはアルファードユーザーが資産形成に成功している逆転現象が起きている。ネットのイメージと市場の現実には大きな乖離があるのだ。

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