「フェラーリ」所有者、六本木に集中? 全国網羅の「自動車保有台数データ」発売

キーワード :
, , ,
技研商事インターナショナルは「自動車保有台数データ(2022年版)」の提供を開始。どんな活用方法があるのか。

販促エリア策定などに活用可能

「自動車保有台数データ(2022年版)」(画像:技研商事インターナショナル)
「自動車保有台数データ(2022年版)」(画像:技研商事インターナショナル)

 技研商事インターナショナルは、メッシュや町丁目、郵便番号界単位でメーカー別、業態別、初年度登録別(月別・年別)、燃料別、車種別に台数を収録するGEOデータ「自動車保有台数データ(2022年版)」の提供を開始した。

 各種BIツールやITベンダーの提供するシステムやサービスに組み込むことでマーケティング分析に活用できる。

 自動車検査登録情報協会と軽自動車検査協会の車検証のデータを基にしたデータベースで、

・メーカー別(国産、輸入車、軽)
・業態別(自家用、事業用)
・初年度登録別(月別、年別)
・燃料別(ガソリン、軽油、LPGなど)
・ハイブリッド(ハイブリッド有無)
・車種別(ミニバン、ステーションワゴンなど)

などの項目を、郵便番号、メッシュ(500m)、町丁・字別単位で台数を収録。全国を網羅している。

 どのエリアに、どんな車が、何登録されているかを把握でき、自動車業界のみならずさまざまな業界やテーマで、商圏分析・エリア販促分析に活用できるとしている。

 同社のエリアマーケティングGIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer 5」と同データを用いて、「フェラーリ」「テスラ」についてそれぞれ登録されているエリアを可視化した場合の例では、フェラーリは富裕層が多くマンション住まいの多い東京・港区六本木エリアなどに集中。

 またテスラは、渋谷区・港区・中央区などマンション住まいの多いエリアに加え、文京区や世田谷区など富裕層が多くかつ自動車の充電スペースを確保しやすい戸建てアリアにも波及していることが見て取れる。

 価格は、ライセンス購入(買取)が75万円、サブスク(年間利用)が20万円。

全てのコメントを見る