米国初の完全自動運転都市鉄道システム 地元ハワイは祝賀ムードも、実は課題山積なワケ

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ハワイ州ホノルルに、米国初の完全自動運転都市鉄道システムが6月部分開業した。オアフ島西側のイースト・カポレイ駅からダニエル・K・イノウエ国際空港を経由し、将来的には将来的にアラモアナまでを結ぶ予定だ。

ホノルルに自動運転の鉄道が誕生

高架を走るスカイライン(画像:ホノルル高速鉄道輸送機構)
高架を走るスカイライン(画像:ホノルル高速鉄道輸送機構)

 ハワイ州ホノルルに、米国初の完全自動運転都市鉄道システムが部分開業した。オアフ島西側のイースト・カポレイ駅からダニエル・K・イノウエ国際空港を経由し、将来的には将来的にアラモアナまでを結ぶ予定だ。

 6月30日に開業したのは、イースト・カポレイ駅からアロハ・スタジアム駅までの9駅、約17kmの区間。沿線の駅周辺は畑が広がるのどかな場所が多いが、途中の駅には大型商業施設もあり、地元住民の通勤やショッピングの足としても使えそうだ。

 しかし、外国人観光客の主な目的地であるアラモアナやワイキキまではかなり距離があり、現状では日本人観光客がこの鉄道を利用するメリットはない。将来的にアラモアナまで延伸されれば、この鉄道の利便性が十分に発揮されることになるだろう。

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