中古車で一儲け? 近年「納屋」で放置されていたクルマに高査定が連発しているワケ

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中古車市場で高査定を得ることができるクルマとはどういったものだろうか。近年人気の「バーンファインドカー」「プリザーブドカー」を基に考える。

「未再生原型車」査定価格が上昇

旧車(画像:写真AC)
旧車(画像:写真AC)

 しかしここに来て欧米でのバーンファインドカーとプリザーブドカー人気を受けて未再生原型車の査定価格は上昇傾向にある。

 これに関しては個体差が大きいことからどのくらい上昇しているのかといった具体的な数字は挙がるのは難しい。しかし、ことオリジナルである限り、補修していないことがマイナス要因になることは少なくなっているように思える。

 昔から日本の中古車市場で語られている話がある。たとえ10年乗り続けて査定がゼロになったとしても、さらに10年20年と所有し続ければ状況は変わる。そして半世紀を迎える頃にはいずれお宝に変貌するという考え方である。

 実際、近年の中古車市場で新車時の3倍や4倍といった高査定を獲得している40年から50年前のクルマたちは、新車発売時は何の変哲もない量産車だった。

投資対象という側面も

旧車(画像:写真AC)
旧車(画像:写真AC)

 私事ではあるが、筆者(剱持貴裕、自動車ジャーナリスト)が幼児だった頃のわが家の自家用車は最初がホンダN360(最初期型のいわゆるNゼロである)。その後にホンダ1300セダン77カスタムとなり、さらに日産バイオレットが来た。

 これらを今でも所有していればちょっとしたお宝だ。同じく母方の叔父はクルマ好きで初代マツダ・カペラ・ロータリークーペGSから日産ローレル・ハードトップ2000GSXへと乗り換えた。これらは現時点で日本のヒストリックカー市場における人気車たちである。

 購入したクルマはいずれ古くなる。その上で置き場に不自由しないのであれば、下取りに出すことなくそのまま所有しておいた方が最終的には良い結果が出る。

 クルマを「投資対象」として見ることは夢も希望もないことかもしれない。しかしいずれ何らかの価値が出ることがわかっているならそれを見逃す手はない。ただしできるだけフルオリジナルでというのがポイントである。

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