「世界最大のタイヤ」――その驚異のサイズとは!? キリンより高く、ゾウより重い圧倒的スケール感だった

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超大型タイヤは一般道を走らず、主に米国の鉱山や建設現場で400t級車両の運搬に活躍。メーカーは耐久性や環境対応を重視し技術革新を続け、将来のさらなる大型化が確実視されている。

超大型タイヤの産業用途と技術力

XDR 59/80R63(画像:ミシュラン)
XDR 59/80R63(画像:ミシュラン)

 これほどの巨大なタイヤは、どのような用途で使われるのか。日常の道路で目にすることはまずない。超大型タイヤは特殊な産業分野で重要な役割を担っている。

 一般的な大型トラックの車両総重量は20tが上限だが、超大型タイヤを装着する車両は約400tを運搬する。ほとんどの人は実物を見たことがないだろう。あまりに大きいため、一般道は走行できず、移動時は分解して運ばれる。

 超大型ダンプトラックには、それに見合った大きなタイヤが必要だ。乗用車の4本に対し、6本や8本のタイヤを装着する車両が主流である。重さを支えるために接地面積が広くなることが必要だ。接地面積が広いほど、タイヤの損耗も緩やかになる。

 耐久性が高いタイヤは、メンテナンスや交換の頻度を減らし、稼働率を高める。タイヤに不具合があれば事故のリスクも増すため、定期的な点検が欠かせない。スペアタイヤの用意にも高額な費用がかかる。交換作業は熟練技術者が特殊機材を使って行う必要がある。空気圧も高圧力に維持するため、特殊な装置で管理されている。

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