60年前のフェラーリが24億円! 海外オークションで「過去の名車」が高騰し続ける十分すぎる理由

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過去に生産された名車と呼ばれるクルマたちの価格高騰が止まらない。いったいなぜか。

価格高騰が止まらない過去の名車

カリフォルニアスパイダーにはアクリルのヘッドライトカバーが付いた状態で生産されたものと無いものがある。もちろん付いているものの方が希少である(画像:剱持貴裕)
カリフォルニアスパイダーにはアクリルのヘッドライトカバーが付いた状態で生産されたものと無いものがある。もちろん付いているものの方が希少である(画像:剱持貴裕)

「内燃機関で動かすクルマにはもはや未来は無いのか」「ガソリンや排ガスの匂いはもはや過去のものになってしまうのか」――。カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること)というムーブメントとともに、時代は大きく動き始めている。しかしそうした内燃機関にまつわるネガティブな雰囲気をものともせず、過去に生産された名車と呼ばれるクルマたちの価格高騰が止まらない。

 そうしたクルマたちを生かすためにはハイオクタンガソリンが必須で、排気系には触媒などは装備されてはいない。カーボンニュートラルの対極にあるクルマたちである。

 2023年3月、アメリカの著名なクラシックカーコンクール&ショーである、アメリアアイランド・コンクール・デレガンスの会場で実施されたグッディング&カンパニーのオークション。このオークションで、1962年型フェラーリ250GT SWBカリフォルニアスパイダーが同時に出品された多くの他車を圧倒する1804万5000ドルで落札された。

 円換算でおおよそ24億円。この落札価格は過去にオークションに出品された全てのクルマを通じての最高価格というわけではない。しかしフェラーリ250GT SWBカリフォルニアスパイダーのなかでは、2015年のアートキュリアル・オークションで1845万4304ドルを記録した固体に続く歴代2位の記録である。今回も出品された時点で1800万ドル前後でのせめぎ合いになると予想されていたが、まさにその通りの落札結果となった。

 ちなみに偶然にも筆者(剱持貴裕、自動車ジャーナリスト))は2010年にアメリアアイランド・コンクールデレガンスを取材した際、ショーの会場で今回落札された固体そのものを間近で撮影することができた。今回紹介している写真はそのときのものである。

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