生徒ひとりぼっちで運転! 指導員なしの「AI教習車」はメリット・デメリットどっちが多いのか?
岡山県に日本初の「AI教習所」が開校した。受講する教習生にとってのメリット・デメリットとは何か?
2. ペダル踏み間違えもAIが制御

さらにもうひとつのポイントは、AIが常に見守っているので、ペダルの踏み間違えにも対応可能。速度超過や接触などの危険を察知し、AIが危険と判断すれば、自動補助ブレーキが掛かるという点だ。
従来の教習モデルでは、指導員も人間であることから、補助ブレーキの対応に差があった。それが均一化されるというメリットは、ひとつめのポイントと共通する。
機械が正常動作することが前提となっているため、車両の管理が重要になり、教習所側のコストが気になるが、良い点は多い。
今後の教習所はどうなるか
さて、AI教習で導入しうるサービスは、ほかにもあるのではないだろうか。
例えば、学科教習を好きな時間にどこにいても受講できるリモート授業にすることにより、広さや数に限りがある教室の問題を解消できる。
そうなると、必要なのは応急救護や高齢者教習、学科試験などで使う教室くらいになるのではないか。
さらに、免許の返納にも関連してくる高齢者教習こそ、AIを指導して均一で客観的な評価を下してほしいものだが、高齢者がこのシステムに抵抗感なく対応できるかどうかは、問題点だろう。
新しい試みには必ず不安の声や賛否意見が出るものだが、このAI教習は自動車教習所の救世主となるか、注目したい。