リコー、東芝に続き三菱ケミカルも! 大手メーカーの物流子会社を次々と傘下に収める「謎めいた物流グループ」の正体

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SBSホールディングスが三菱ケミカル物流を192億円で買収する。東芝やリコーなどの物流子会社を束ね、売上高4903億円に達した物流大手の勢いが止まらない。国の後押しで3PLへの外部委託が進む中、規模の拡大と専門性の深掘りを両立させて企業間物流の再編を主導する、同社の戦略と勝算に迫る。

三菱ケミカル物流の買収と規模拡大

9月14日に竣工した冨里物流センター(画像:SBSホールディングス)
9月14日に竣工した冨里物流センター(画像:SBSホールディングス)

 物流大手のSBSホールディングス(東京都新宿区)は2026年9月28日、三菱ケミカルが保有する三菱ケミカル物流の全株式を譲り受けることで合意し、株式譲渡契約を締結した。

 今後、必要な手続きを経て、2027年4月1日の株式譲受完了を目指す。これにともない、三菱ケミカル物流とその子会社4社が、新たにSBSグループに加わる。日本経済新聞などは、買収額は192億円と報じた。

 三菱ケミカル物流の2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の営業収益は803億4800万円、営業利益は7億900万円だった。

 化学品・危険品を扱う物流企業として、業界トップクラスの売上規模を持つ同社は、危険物・毒劇物や高圧ガスなど、多種多様な製品を輸送するノウハウを備えている。

 物流に必要な人材や設備などの確保が業界全体の課題となる中、豊富なノウハウと物流資源を持つ同社は、化学品物流業界の有力企業として、今後さらなる成長が見込まれるとしている。

 なお、三菱ケミカルの持株会社である三菱ケミカルグループの同じ期における営業収益は3兆7040億円、営業利益は301億円。日本最大級の総合化学メーカーグループだ。

 今回、三菱ケミカル物流の株式譲受を発表したSBSグループは、2030年度を最終年度とする中期経営計画で、既存事業の成長に加え、独自の競争力を持つM&Aによる成長を組み合わせ、事業規模と事業領域の拡大を目指してきた。

 株式譲受後の三菱ケミカル物流は、三菱ケミカルグループや主要取引先との良好な関係を保ちながら、SBSグループが持つインフラやノウハウを共有し、物流業務での協業や相乗効果を通じて成長を加速させるとしている。

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