なぜ「新車のガソリン車」でもEVに替えたほうがいいのか? CO2排出量最大58%削減! 「長く乗る」常識を問い直す米最新研究をご存じか
「物を長く使う」常識を覆す分析だ。新車のガソリン車を購入1年目でEVに乗り換えた場合、16年間のCO2排出量を最大58%削減できることが判明した。高いエネルギー効率により製造時の炭素負債は約3年で回収でき、92%のケースで優位性が確認された。脱炭素を加速させる「即時EV移行」の合理性に迫る。
即時EV移行がもたらす環境効果

モノは長く使うほど費用に見合う効果が高まり、環境への負荷も抑えられる――これは一般的な感覚であり、車でも事情は変わらない。
新車を買うことは、一台分の資源と生産に必要なエネルギーを新たに使うことにほかならない。そのため、まだ乗れる車なら、買い替えを少しでも先延ばしにするほうが、経済的にも環境面でもよいとされてきた。
では、乗り換え先が電気自動車(EV)の場合はどうだろうか。手元の車がまだ問題なく動くなら、やはり先延ばしにするべきなのだろうか。
二酸化炭素排出量を減らすという観点に立つと、驚くべき事実が浮かび上がる。たとえ今乗っているのがおろしたての新車(ガソリン車)であっても、EVへは
「今すぐ乗り換えるべきだ」
という新たな研究結果が報告されたのだ。