プリウス・セレナを抑えて1位――いま最も「修理相談が集まるクルマ」の正体

キーワード :
,
同社が公表した3万2476件の修理相談データで首位となったアルファード。この結果は車種の故障率ではなく、新車高騰や物価高が生んだ買い替えから維持・長期保有へという消費行動の転換を物語る。生活車の利用実態や総所有コスト視点から、変革期を迎えた自動車産業の未来像を読み解く。

修理相談首位が映すカーライフの変化

自動車(画像:写真AC)
自動車(画像:写真AC)

 修理相談件数が最も多いクルマと聞けば、その車種は壊れやすいのではないかと思う人もいるだろう。しかし、実態はそう単純な話ではない。

 板金塗装を手掛けるイケウチ(東京都千代田区)が公表した2026年上半期の修理データでは、修理相談件数の首位はアルファードだった。続いてプリウス、フリード、セレナ、ハイエースが顔をそろえる。

 ただし、この順位は同社34店舗で受け付けた修理相談3万2476件を集計した自社調査によるもので、日本で保有されている車両全体や修理市場全体を示す統計とは異なる。したがって、日本で最も修理されているクルマと読み替えることはできない。

 とはいえ、このデータからうかがえる側面もある。目を向けるべきなのは、どのような車種に修理相談が集まっているのか。その顔ぶれを追うと、いまのカーライフが少しずつ変わり始めている様子が浮かび上がるだろう。

全てのコメントを見る