【大宮vs浦和】同じ埼玉県の「主要駅」なのに、なぜ“約3.7倍”も差が付いたのか? 「住みやすさ」だけでは測れない本当に選ばれる条件とは
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「住みたい街」で拮抗する埼玉の2強、大宮と浦和。だが将来の「注目の街」では大宮が168pt、浦和が45ptと約3.7倍の大差がついた。なぜこれほどの開きが生じたのか。住宅高騰や共働き世帯の実利志向を背景に、交通拠点性と都市機能の集積モデルから「次に選ばれる街」の経済条件を読み解く。
現状人気と将来期待を分かつ評価軸

長谷工アーベストが2026年7月に実施した調査は、首都圏在住者を対象とするウェブアンケートで、2766件の有効回答を得た。回答者の居住地は東京都23区が32%、神奈川県が24%、埼玉県が18%と広域にわたる。年代も30~40代を中心に幅広い。
10月8日に発表された結果によると、「住みたい街(駅)」では大宮が50票、浦和が27票を集めた。両駅の票数の差は約1.85倍だ。これに対し、「次に選ばれる街(駅)」では、大宮が168ポイント、浦和が45ポイントとなり、
「約3.7倍」
の差がついた。注目したいのは、現在の人気と将来への期待では、両駅の差の表れ方が異なる点だ。大宮は現在の居住先としても支持を集めているが、これから注目される街という評価では、浦和を大きく引き離している。
ただし、ふたつのランキングでは集計方法が異なる。「住みたい街」は1位の回答数を集計する方式で、「次に選ばれる街」は回答順位に応じて1位に3ポイント、2位に2ポイント、3位に1ポイントを与える方式だ。そのため、数値を直接比べ、人気の差が広がっていると結論づけることはできない。それでも、今回の結果からは、
・現在の住み心地に対する評価
・将来の街の変化に対する期待
とで、人々が重視する点が異なる様子がうかがえる。
同調査では、住宅購入時に重視する条件として、都心アクセス(62%)、通勤アクセス(43%)、スーパーやドラッグストアの充実(41%)が上位を占めた。
物価高や住宅価格の上昇を背景に、街選びでは日々の暮らしにかかる費用も重視されている。ブランドイメージや憧れに加え、駅周辺の買い物環境や物価など、
「日常生活に直結する条件」
を見極める傾向が強まっているのだ。