脱炭素モビリティ分野に精通する採用・転職支援サービス「Beluga Career」に聞く、これからの企業が求める人材とは〈PR〉
自動車の電動化によって求められる人材にも大きな変化が
ふたつ目に力を入れるのはEV完成車の領域だ。従来の内燃機関をもつクルマでは製造設備やサプライチェーンの関係などから新規メーカーの参入は難しいものだったが、EVの時代になったことでクルマ本体の構造や業界構造自体が変わり、新たなプレーヤーが続々と現れている。

具体的には、中国やアメリカをはじめとした外資系メーカー・IT企業や、スタートアップ企業等だ。
「EVの時代が本格的に訪れてきている昨今、特にスタートアップ企業を中心に活発となっているのが、配送分野で注目されているラストワンマイルの配達などに使う小型電動モビリティの開発です。そのため、エンジニアに限らず、車両本体の設計やサプライチェーンの管理などを行うことのできる事業開発・マーケティング系の人材や、車両・蓄電池・モーター・インバーター等の研究開発において専門的な知見を持つような人材などのニーズがあります。新しい企業さまからニーズを伺う機会も増えてきており、積極的に支援をしています」(金澤氏)
この他EVに関わる仕事としては、EVが持つ蓄電能力を利用して、企業で使う電気を補う・売電するなどの取り組みを進める企業も増えている。さらに、より先の課題としてEV中古車が市場に出てくるので、その販売や整備などを行う人材も必要になるだろう。
このように、EVが普及することで新たな仕事も生まれていくが、Beluga Careerではそれらについても丁寧に支援できる体制がありそうだ。
そして3つ目の注力業種は、EVの基幹部品となる蓄電池やモーターをはじめとした部品メーカーだ。エンジンからモーターへと動力が変わると、クルマの構造も変わってくる。

「日本にはEVに使うモーターやバッテリーなどの構成部品作りにおいて、優れた技術を持つ企業が多くあります。その中で、クルマの構造が単純化したことにより参入障壁が下がり、多くのプレーヤーが台頭してきている状況となっています。こうした背景やEVの導入促進が影響し、蓄電池・モーターを中心とした部品メーカーの市場規模やその領域における人材需要は、充電インフラ同様急拡大していくことが見込まれます」(金澤氏)
こうした市況感の中、Beluga Careerとしては、蓄電池・モーターの性能を左右する研究開発(R&D)ポジション、生産管理や品質管理の専門人材のご支援に注力していく方針のようだ。
また、こうした部品メーカーにおいて、自動車業界以外の経験が生きることも多々あるのだと金澤氏は語る。
「例えば、モーターの開発では半導体や弱電と呼ばれる電子工学分野のキャリアを生かすことができます。また、EVと一言で言っても、サスペンションやブレーキなど、動力に関係ない部品であれば自動車整備のキャリアが応用できるなど、モビリティ分野における門戸は意外と広いんです」