嵐・BTS・ガルパンがお手本? エンタメが変える、コロナ後の新たな「移動概念」とは
コロナ後、自粛されてきた「移動」はどう変化していくのか。エンタメコンテンツを通して考えた。
「物理的な移動」から「精神的な移動」へ

私たちはコロナ禍を通して、「移動」という概念自体を問い直す時期に差しかかっている。
「人やモノの移動」
ばかりではなく、
「情報の移動」
についても注視していかなければならない。
コンテンツツーリズムでは、観光主体の「移動」は、実際の場所に足を運ぶだけではなく、コンテンツ世界という
・非日常空間へ向かう「精神的な移動」
や、ソーシャルメディアなどでの交流といった
・情報空間における「精神的な移動」
も今後、視野に入れる必要がある。
こうした「移動」は、コロナ禍において制限されるばかりか、より積極的に行われている。現在の状況を悲観的に捉えず、コンテンツの持つさまざまな可能性について、建設的に検討していくことが肝要だ。