機体空中分解で110人死亡! さらに130億円横領もあった最悪航空会社、台湾「ファーイースタン航空」をご存じか
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台湾有数の航空会社だったファーイースタン航空は、老朽機材の更新失敗、不透明な資金調達、不動産投資への傾斜、そして経営トップの経済犯罪によって、2019年に突如運航を停止した。本稿では、その破綻までの経緯と経営判断の問題点を検証し、航空業界における持続可能な経営の要件を探る。
空港に眠る1億9800万円
経営破綻から5年以上が過ぎた2025年2月。ファーイースタン航空が再び報道の話題となった。台湾法務部行政執行部桃園分署は、同社がかつて使用していたマグドネル・ダグラスMD-83型機のうち1機を差し押さえたと発表した。
この機体は、2019年12月の経営破綻以降、5年以上にわたって放置され続けていた。風雨に晒された結果、塗装は色あせ、サビやひび割れも目立ち、とても飛行に耐えうる状態ではなかった。
さらに、放置されていた間の空港使用料4394万8548台湾ドル(約1億9806万円。1台湾ドル = 4.51円換算)も未払いとなっていた。
この機体は1998年にデビューした古い型であり、譲渡先を見つけるのも難しい。差し押さえても活用できるかどうかは疑問が残る。
驚くべきことに、放置されている機材はこの1機だけではなかった。ファーイースタン航空は他の機体も同様に放置していたという。
同社がどれほど社会的責任を無視し、突然の経営破綻に踏み切ったのかを、改めて思い知らされる出来事となった。