荷主より厄介? 「荷受け担当者」の“上から目線”にドライバー不満爆発! 「忙しいから早くしろ」 現場の見えない圧力を考える
物流業界における「荷受け問題」が深刻化している。ドライバーの負担は増大し、業界全体の効率低下と人材不足を招く。荷受け側の対応改善は、日本物流の未来を左右するカギとなる。
物流現場で広がる再配達の悪循環

ドライバーの間で特に問題視されるのが、荷受け担当者の態度だ。荷受け側の担当者が「こっちは客だ」といわんばかりに接することが多い、というのは“業界あるある”だ。例えば、
「忙しいから早くしろ」
「ここに置いておけ」
といった指示が飛び交い、ドライバーにもスケジュールがあることはお構いなし。何かトラブルが起きると、「運送会社の問題だ」と責任を押し付けられるケースも少なくない。このような状況は、ネットでもよく見かける。
荷受け担当者は、ドライバーを物流の
「一部品」
として扱っている傾向がある。荷物の受け取りはあくまで業務の一環であり、ドライバーの労働環境に対する関心は乏しい。このような態度が、ドライバーの心理的負担を増加させている。
さらに、「受け取れないから持ち帰ってくれ」というケースもあり、再配達が発生し、物流の非効率を加速させる。特に食品や生鮮品の配送では、わずかな遅れが致命的なロスを招くため、ドライバーの不満は増大する。