「京都にメリットなし」 北陸新幹線延伸で、地元自民府議が「小浜ルート」に断固反対! 思わず「人気取りやめて」のホンネも
小浜ルート案を巡って、京都府北部では新幹線建設が地元経済や環境に与える影響について懸念の声が上がっている。四方源太郎府議は、地域住民の利益を守るために代替ルート案を提案し、住民の不安を解消しようとしている。
要望書改変を巡る議員団の波紋

早速、四方府議が話し始めた。
「私は地元の皆さんのことを考えると、決して米原ルート推進派ではありません。しかし、今の小浜ルート案には反対しています。国のためには小浜ルートもありかもしれませんが、京都にはメリットがありません」
「11月11日に知事に出した要望書は、当初、京都府北部の議員で10月10日に出す予定でしたが、議員団で出すことに決まり、延期されて11月11日に提出されました。舞鶴市の方から聞いたのですが、西田さん(西田昌司与党整備委員長、参議院議員)は、地元の企業などに「小浜ルートに反対しているのは四方議員だけで、他の議員は小浜ルートで一致している」といっているそうです」
「このような背景があり、議員団にこの文書が出されたため、かなり怒っているのでしょう。自民党の大半は西田さんを支持しているため、“ひっくり返される”ことになるとは思っていなかったのでしょう」
「それから11月20日、議員団幹部が議員団に相談なしに、改変された文書を知事に提出しました。当初は「ルートの再考を求める」と書かれていた部分が、「山陰新幹線の実現に繋がるルートとなるよう」に書き換えられていました。昨日(11月21日)の京都新聞でそのことを知り、驚きました。それによると、自民府連会長で与党整備委員長の西田氏が「誤解を招く」として修正を求め、府議団幹部がそれを受け入れたそうです」
西田氏が
「四方府議以外は小浜で一致」
と地元企業に伝えていたとの話には驚きを感じる。また、ルート再考の要望書の内容が修正された件については、その経緯や背景に慎重さが求められるように思われる。