「四角いハンドル」はアリ?ナシ? プジョーが26年以降に標準採用、メリットはあるのか

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プジョーは2026年以降、四角い異形ハンドル「ハイパースクエア」を標準装備することを発表した。また、ステアバイワイヤ技術を導入し、視認性と操作性を両立させている。これにより、ドライバーは手を離さずにさまざまな機能を操作できるようになる。一方、トヨタもハンドルデザインの進化を追求しており、異形ハンドルの未来に注目が集まっている。

革新と伝統のはざま

ワンモーショングリップ(画像:トヨタ)
ワンモーショングリップ(画像:トヨタ)

 異形ハンドルはプジョーだけでなく、多くのメーカーでも採用されている。国産メーカーもさまざまな車種に導入しているが、なかには異形ハンドルから円形ハンドルに戻った例もある。そのため、プジョーの挑戦が一時的なものになる可能性もある。

 国内最大手のトヨタはハイブリッド車のプリウスで知られているが、以前のモデルでは楕円形の異形ハンドルを採用していた。

 しかし、4代目プリウスでは円形ハンドル(実際にはわずかに楕円形)に変更され、現行の5代目でもほぼ円形のハンドルが使用されている。ハンドル形状の変更理由は明確には示されていないが、円形になったことで操作性が向上したという意見もあり、大衆車としての実用性を重視した結果かもしれない。

 一方、トヨタの最新バッテリー式電気自動車のスポーツタイプ多目的車(SUV)「bZ4x」には、ワンモーショングリップと呼ばれる異形ハンドルが採用されている。これは長方形に近い横長の形状で、トヨタ初のステアバイワイヤ技術を取り入れた車種となる。現在、ユーザーは注文時に円形ハンドルかワンモーショングリップを選べるようになっており、希望すれば先進的な装備を利用できる。

 トヨタは売れ筋の車種では実用性を重視しているが、先進的なモデルでは異形ハンドルの可能性を常に探求している。四角いハンドルとステアバイワイヤの組み合わせは、一般車としてはまだ試行錯誤の段階であり、トヨタやプジョーの今後の実績が注目される。

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