フィリピン市場で34%成長! 「三菱自動車」がタイやインドネシアでも勝ち抜くための成功要因とは

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三菱自動車が東南アジア市場でシェアを広げている。インドネシアでは大規模な投資で生産力を3倍に増強し、フィリピンでも販売が34%増加。「エクスパンダー」や「トライトン」といった人気車種が好調だ。さらに、環境規制に対応したEV開発を進め、タイやベトナムでも急速に成長中。競争が激化する中でも、三菱はさらなる投資で未来を切り拓いていく。

三菱自動車の東南アジア市場への進出

三菱自動車のロゴ。2020年1月22日撮影(画像:EPA=時事)
三菱自動車のロゴ。2020年1月22日撮影(画像:EPA=時事)

 近年、三菱自動車は東南アジア市場で着実にシェアを拡大している。例えば、インドネシア市場では大規模な投資を行い、生産能力を大幅に向上。2023年には現地工場の生産能力を年間8万台から24万台に増やす計画を発表し、今後もさらに成長が期待されている。

 また、フィリピン市場でも2023年度の小売り販売台数が前年から34%増加し、2017年以来の最高記録を更新。これにより、フィリピンでの存在感を一層強めた。

 さらに、三菱自動車はタイやベトナムでも好調な販売を続けており、東南アジア市場で大きな注目を集めている。この記事では、三菱自動車が東南アジアでシェアを拡大し続けている理由を考察する。

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