EVは本当に経済的? 車体価格がとても高額ですが、補助金だけで大丈夫なのでしょうか?

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ホンダが軽四輪EV「N-VAN e:」を発表した。ガソリン車との価格差は約119万円で、補助金を活用すると5年間で約35万円のコスト削減が可能だ。環境に配慮した設計や低いランニングコストが魅力だが、航続距離や充電インフラに関する課題もある。今後、EVの経済性が向上することが期待されている。

経済性を比較

EV(画像:Pexels)
EV(画像:Pexels)

 ホンダは2024年10月10日に、初めての軽四輪電気自動車(EV)「N-VAN e:」を発売した。この車は、「N-VAN」のガソリン車を基にしており、商用需要を狙っている。特に、宅配会社が進める脱炭素に向けたEVの需要が期待されている。

 ホンダの電動化戦略では、EVと燃料電池車(FCV)の販売比率を2030年までに40%、2040年までに100%にすることを目指している。N-VAN e:はこの戦略のなかで非常に重要な位置を占めるが、EVが本当に

「最適な解決策」

なのか疑問に思う人も多いだろう。

 そこで、本稿ではホンダのN-VANをEVとガソリン車で比較し、どちらに経済的なメリットがあるのかを検証し、改めてEVの選択肢について考えてみたい。

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