クラファンで1300万円獲得 全長14kmのローカル線「北条鉄道」を支える熱き兵庫魂

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長期化する新型コロナウイルス禍により、鉄道各社は減収減益に追い込まれている。そうしたなか、兵庫県小野市と加西市を約13.7kmで結ぶ北条鉄道が奮闘している。

車両を増やすためにクラファン開催

北条鉄道によるクラウドファンディング。すでに終了(画像:READYFOR)
北条鉄道によるクラウドファンディング。すでに終了(画像:READYFOR)

 加西市は、企業版ふるさと納税を活用して約6200万円を調達。兵庫県とともに各5000万円ずつ予算計上したほか、国からも5000万円の補助金が支給された。これらを合わせて、工事に着手した。

 こうして、法華口駅に行き違い施設が完成。2020年9月から運行本数を増やすことが可能になった。しかし、これだけで話は終わらない。

 運行本数が増えれば、当然ながら必要な車両数も増える。当時、北条鉄道は3両を保有していた。その路線規模なら、車両は2台あればダイヤに支障をきたすことはない。北条鉄道が3台も保有していたのは、検査や故障時に備えてのことだった。3台もあれば、十分な運行体制を維持できる。

 行き違い施設の完成で増発が可能になったため、北条鉄道は車両を増やすことを検討。とはいえ、経営の厳しいローカル鉄道だけに新車を買えるほどの余裕はない。北条鉄道は、中古車両を買うことを想定していた。

 中古車両といえども、経営の厳しいローカル鉄道が簡単に手を出せる金額ではない。北条鉄道は行き違い施設の整備でも、行政に費用を負担してもらっている。それだけに、これ以上は行政を頼ることもできない。

 そうした事情から、北条鉄道は車両の購入費用をクラウドファンディングで集めることにした。目標金額は300万円。

 北条鉄道の挑戦に多くの人たちが賛同。地元住民や出身者、仕事関係で縁のある人たち、鉄道ファンなどといった多くの人たちから寄付が集まり、300万円をやすやすと突破。

 最終的には、2か月という短い期間ながらも、924人から目標金額の4倍以上にあたる約1300万円の寄付を集めた。

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