幹線道路沿いに住むと「不妊リスク」が高まる? 英国研究が明らかにした、クルマ由来「PM2.5」の笑えない影響とは

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クルマ由来のPM2.5は健康に深刻な影響を与える。デンマークの研究によると、PM2.5に長期間さらされることで、男性の不妊リスクが24%増加し、女性には交通騒音が影響を与えることがわかっている。また、EVの増加によって摩耗が進み、PM2.5が増加している。さらに、街路樹がPM2.5を37%減少させる可能性があるため、環境政策の重要性が改めて浮き彫りになっている。

街路樹や植え込みは有効なPM2.5対策

論文「The impact of vegetative and solid roadway barriers on particulate matter concentration in urban settings(都市環境における粒子状物質濃度に対する植生および固体道路用バリアーの影響)」(画像:PLOS ONE)
論文「The impact of vegetative and solid roadway barriers on particulate matter concentration in urban settings(都市環境における粒子状物質濃度に対する植生および固体道路用バリアーの影響)」(画像:PLOS ONE)

 都市設計の観点から、道路脇の街路樹や植え込みが大気汚染の防止に思っている以上に役立っているという新たな研究が報告されている。

 ジョージア州立大学の研究チームは、2024年1月に「PLOS ONE」で発表した研究で、アトランタ都市圏の州間高速道路沿いの5か所で空気の質をサンプリングし分析した。研究者たちは、街路樹がない場所と比べて、街路樹がある場所では、すす(黒色炭素)が37%減少し、微小粒子状物質が7%減少していることを突き止めた。

 街路樹や植え込みは自動車による大気汚染の根本的な解決策ではないが、問題の深刻さを軽減する効果があると研究チームは説明している。街路樹は一般的な環境対策と見なされがちだが、実際にはPM2.5対策にも有効であることがわかった。

 日本、特に東京や大阪の幹線道路沿いでは、自動車由来の大気汚染が依然として深刻な問題となっている。街路樹の整備に加え、微小粒子化しても毒性が低く生分解可能なタイヤの開発も求められている。

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