高速道路の謎! インターチェンジ間の「距離」がバラバラな理由とは?
高速道路のIC間の距離は地域によって異なり、最短で2km、最長で37.4kmに及ぶ。都市圏ではICが多く、需要も高いが、山岳地帯などでは距離が長くなる傾向がある。最近ではスマートICの普及が進んでおり、その設置費用は通常のICの約10分の1に抑えられ、アクセスの改善に貢献している。日本の平均IC間距離は約10kmで、世界平均の約5kmと比べると長めだが、これにより地域経済の活性化が期待されている。
IC間距離の謎
高速道路のインターチェンジ(IC)間の距離は、区間によって異なる――。
これは当たり前のことだが、私(都野塚也、ドライブライター)が子どもの頃に感じた素朴な疑問でもある。距離が違うことは理解できたものの、区間によって差がかなり大きいと感じていた。
次のICやジャンクション(JCT)までの距離は、ほとんどの場所で案内看板が設置されていてわかりやすく表示されている。次までの距離が5km以内のところもあれば、20km前後離れているところもある。20km離れている場合、時速80kmで走行すると、到着まで約15分かかる。
同じ路線内でも、区間によって次のICやJCTまでの距離が大きく異なることがある。距離が等間隔でないため、特に次までの距離が長い区間では、走っていて果てしなく感じることもある。
高速道路を利用する際の知識として、IC間の距離の短い区間と長い区間について、ぜひ知っておいてほしい。