私流の楽しみ方! 新船「あおい号」で海旅を満喫する方法とは?

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フリーライターのスズキナオ氏が、新船「あおい」の魅力をリポートする。手軽な価格で楽しめるうえ、有料スペースや名物うどんも充実している。ジャンボフェリーの進化を存分に味わえる内容だ。

有料席の賢い活用で快適な船旅

小豆島の醤油樽をイメージしたというベンチ(画像:スズキナオ)
小豆島の醤油樽をイメージしたというベンチ(画像:スズキナオ)

 今回、初乗船ゆえに私はそこがよくわかっておらず、自由席を利用し、その後、どうしてもお風呂に入ってみたくて、400円(繁忙期は700円)の「お風呂&足湯券」を後から購入したのだが、考えてみれば、500円の「のびのび席」を利用しておけば、それでお風呂も足湯も楽しめたのである(ちなみに微細気泡がお湯に溶け込んだ「雲の湯」の入り心地は素晴らしかった)。

 有料席の種類が多いだけに、初めて乗船する際は戸惑う人が多いかもしれないが、まずは冷静に有料席の種類をよく確かめ、手が届く範囲であれば積極的に利用することをおすすめしたい。

 私を含め、そこがわかっていない人がまだまだ多いようで、自由席が混み合い、席の取り合いになってしまっている様子が見られた。500円追加するだけでだいぶ余裕を持ってくつろげるのだということを覚えておいてほしい。

 最後にもうひとつ。ジャンボフェリーでは船内で食べられる

「うどん」

が名物である。うどん県に発着する船ゆえ、その味わいはかなり本格的なもの。新船あおいにも、うどんコーナー「ふねピッピ」があり、従来と変わらずにおいしいうどんを食べることができる。完全無農薬ゆえに安心して皮ごと食べられるレモンがたっぷりのった「さぬきレモンうどん」が驚くほどおいしかったのでおすすめしておきたい。

 古い船もよかったが、新しい船に乗ってますます好きになったジャンボフェリー。次に乗船できる機会を心待ちにしている。

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