私流の楽しみ方! 新船「あおい号」で海旅を満喫する方法とは?
フリーライターのスズキナオ氏が、新船「あおい」の魅力をリポートする。手軽な価格で楽しめるうえ、有料スペースや名物うどんも充実している。ジャンボフェリーの進化を存分に味わえる内容だ。
片道1990円で楽しむ瀬戸内海の船旅
フェリーに乗って旅をするのが大好きだ。電車での旅も好きだが、フェリーは広い船内を歩き回ることができる。売店や自販機で缶ビールやおつまみを買ったりもできる。船の規模にもよるが、たいていの場合はオープンエアのデッキがある。そこで風に吹かれながら海を眺めていると、自分が今まさに旅をしているのだという実感が強く込み上げる。
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これまでいくつかのフェリーに乗って旅をしてきたが、私(スズキナオ、フリーライター)のお気に入りは「ジャンボフェリー」である。ジャンボフェリー株式会社(神戸市)が運航しているもので、兵庫県の神戸三宮フェリーターミナルと香川県高松市の高松東港を結び、ダイヤによっては、途中、小豆島の坂出湊にも寄港する。
神戸~高松間の所要時間はおよそ4時間半ほどで、これが私にとってはちょうどいい。いつも下船の間際には
「もう少し乗っていたかったな」
と思うが、これぐらいの長さだからこそ気軽に乗れるところもある。
一般旅客の運賃は片道1990円、往復では割り引き価格となり、3790円だ(2024年9月時点)。このような手頃な価格で船旅が楽しめるという点も大事な部分である。瀬戸内海を行く航路だから、海が比較的穏やかなことが多く、揺れなどもあまり気にならない。港に着岸する際に流れるテーマソング『二人を結ぶジャンボフェリー』も大好きで、旅を終えても数日の間は頭のなかでリピートされる。