電動キックボードより安心? いま「電動アシスト自転車」シェアサービスが世界中で急増している、実にもっとな理由
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Eバイクのシェアリング市場は欧米で急成長し、英国ではEバイクがシェアサイクル全体の59%を占める。今後の日本でもEバイクの導入が交通インフラの改善に貢献すると期待されている。
バイクシェア需要急増
東日本大震災以来、10年ぶりに東京23区で震度5強以上を観測した際、多くの鉄道が運転を見合わせたため、交通手段を失った人々がバイクシェアリングに殺到し、なんとか帰宅した。
国土交通省は
「我が国におけるシェアサイクルは、広く普及が進み利用も増えているものの、規模が全般的には小さい」
と説明している。また、「東京は運営規模、利用状況とも海外の都市に近づいてきているが、海外の都市と比較して空白地帯が多い」と課題を指摘している。
欧米では、自転車シェアリングが先行するなか、今後はスポーツ仕様の電動アシスト自転車(Eバイク)のシェアリング市場が急速に成長すると見込まれている。
今後の日本の交通インフラ整備を考える上で、世界におけるEバイクシェアリングの現状を詳しく検証する必要がある。