「タクシー会社と配車アプリはズブズブ関係」 現役ドライバーが告白、日本におけるライドシェアの実態とは

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7月29日の規制改革推進会議で、河野規制改革担当相がタクシーの「迎車中」表示の偽装やアプリのマッチング率向上策を問題視。タクシー業界の実態とアプリ依存の課題が浮き彫りに。

ライドシェア拡大の課題

タクシー乗り場(画像:写真AC)
タクシー乗り場(画像:写真AC)

 ライドシェア事業を手掛けるnewmo(ニューモ、東京都港区)は、事業の本格展開に向けて、大阪の老舗タクシー会社「未来都」の経営権を取得、自社でタクシー事業に参入した。

 アプリシェア率ナンバーワンの『GO』は、日本交通の「Japan taxi」とDeNAの「Mov」が統合したアプリであり、同アプリを運営するGO株式会社の現在の代表取締役会長は川鍋一朗氏(日本交通取締役)だ。

 川鍋氏は、日本交通の代表取締役会長を退任し、GOの代表取締役会長に就任した。このことからも、アプリに対する力の入れようがわかる。GOの事業内容も「タクシー事業者等に向けた配車システム提供などモビリティ関連事業」とあり、タクシー会社に向けたサービスなのである。また、川鍋氏は全国ハイヤー・タクシー連合会の会長も務めている。

『S.RIDE』は、国際自動車や大和自動車交通といったタクシー会社などと連携しており、アプリのプラットホームは、タクシー会社との連携がなければ土俵に上がることすらできない。

 日本版ライドシェアは、タクシー会社がライドシェアのドライバーを管理・指導することに焦点が当てられがちだが、日本におけるライドシェアの真の姿は、ドライバーだけでなく、

「アプリもコントロールする」

システムである。こうしたズブズブの関係を解消することが先決だ。

 今後、アプリの利用比率はさらに増えるだろう。ライドシェアの推進には、利用者がアプリを使いこなすことが不可欠であり、タクシーやライドシェア車両の増加といったハード面の問題だけでなく、高齢者世代のデジタル・ディバイドやアプリとタクシー会社の関係にも注目する必要がある。

 アプリの自由化を進め、ドライバーと直接やり取りするなどの方法を検討すれば、より多くの人々に利用されるだろう。ドライバーは増えているにもかかわらず、タクシー不足とはどういうことか――。国のお偉いさんには、目先の判断や思いつきを控えてほしいものだ。

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