車内にあふれる「卒業おめでとう!」 経営正念場のバス会社が“奇抜”なPRに踏み切ったワケ

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岡山県内などでバス運行する両備グループが「宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」と題したプロモーションを展開している。果たしてその中身は、そして狙いとは?

「正念場(バ)ッス!」自虐フレーズも

奇抜なイラストや企画。展開するバス事業者の狙いとは?(画像:両備ホールディングス)
奇抜なイラストや企画。展開するバス事業者の狙いとは?(画像:両備ホールディングス)

「卒業おめでとう」
「夢に向かって」
「いつも笑顔で」
「悔いのない人生を」……

 岡山・広島両県内を走る路線バスに、地域の児童・生徒たちの門出を祝うメッセージがいくつも掲載されている。小中高校・特別支援学校計22校の教員らによる寄せ書きが、サクラの装飾とともに339もの車両内を彩った。

 企画・運行しているのは両備グループ(岡山市)バスユニット。「宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」と銘打ったプロモーションの一環で、2022年3月いっぱい続く予定。

 同プロジェクトのキャッチコピーは、「バス事業、正念場(バ)ッス!」。やや自虐的なフレーズを掲げて、毎月テーマを変えた企画を2022年の1年間、バス車内で展開する。そこには、地方交通を担うバス事業者の矜持(きょうじ)と覚悟が込められていた――。