小湊・いすみ鉄道「上総中野駅」で数時間ゆったりできる心の余裕が、今の日本に必要だ!
『レジャー白書2024』(速報版)のデータと分析によれば、余暇の重要性はますます高まっている。この傾向は、経済成長の鈍化とともに、人々が物質的な豊かさよりも人生の「質的な充実」を重視するようになっていることを反映している。現代人にとっての余暇の価値について考察し、上総中野駅での2時間の「何もしない」過ごし方を提案する。
仕事より余暇が重要、世論変化

今や、余暇を持つことは人生の重要な一部である。日本生産性本部が7月22日に発表した『レジャー白書2024』(速報版)によると、「仕事と余暇のどちらを重視するか」という問いに対する答えは次のように変化している。
●2009年
・仕事よりも余暇の中に生きがいを求める:18.6%
・仕事は要領よくかたづけて、できるだけ余暇を楽しむ:31.9%
・仕事にも余暇にも同じぐらい力をいれる:30.3%
・余暇も時には楽しむが、仕事の方に力を注ぐ:17.9%
・仕事に生きがいを求めて全力を傾ける:1.2%
●2023年
・仕事よりも余暇の中に生きがいを求める:34.1%
・仕事は要領よくかたづけて、できるだけ余暇を楽しむ:31.6%
・仕事にも余暇にも同じぐらい力をいれる:22.9%
・余暇も時には楽しむが、仕事の方に力を注ぐ:9.7%
・仕事に生きがいを求めて全力を傾ける:1.8%
経済成長が鈍化するにつれ、余暇を重視する人が増えている。この傾向は、物質的な充足よりも人生の
「質的充足」
を重視する人が増えていることを示唆している。