「免許の返納前にぜひ試乗を」 地方高齢者の移動手段に「電動トライク」を推す理由

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高齢運転者の交通事故が社会問題となる一方、日常生活の移動手段として手放せない人がいるのも実情だ。代替モビリティとして「電動トライク」を推す企業がある。

クルマを手放しがたいジレンマ

電動トライク(画像:メイワ)
電動トライク(画像:メイワ)

 高齢運転者による交通事故が社会問題としてクローズアップされている。事故を起こす前に免許証の自主返納に踏み切る人がいる一方で、山間部や地方に住むお年寄りにとっては、クルマが日常生活に無くてはならない移動手段となっているケースも少なくない。

 自家用車に変わる新たな移動手段として、車検・点検などを行うメイワ(愛知県豊田市)は三輪のモビリティ「電動トライク」に着目。2022年3月末まで地方在住の移動困難者を対象に無料での試乗モニター募集を開始した。

 同社は、車が手(ハンドル)と足(アクセル、ブレーキ)で操作するのに対して手だけで操作する電動トライクは運転ミスを起こしにくいと指摘。

 また、免許を返納することで生活の行動範囲が狭くなり、脳への刺激が減少することによって認知症のリスクが高まるといった研究結果があるとしたうえで、

「電動トライクが高齢者の新しい移動手段として確率できる未来を確信している。免許返納する前にお試しください」

と試乗を呼び掛けている。

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