西武池袋線「改鋏ラリー」で探る、都市と自然の交差点! 「開業100周年」を迎えた各駅の今を巡る

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改鋏ラリーとは、西武池袋線の特定の駅で開催されたイベント。乗客が対象駅を訪れ、特定の記念切符に鋏を入れてもらうというものだ。参加するには、記事では、各駅の歴史や周辺の特徴、イベントの詳細などを紹介している。

駅前に見つけた古レール

中村橋駅の高架橋にはかつての木造駅舎をイメージしたデザインが。高架下には西友が出店している(画像:若杉優貴)
中村橋駅の高架橋にはかつての木造駅舎をイメージしたデザインが。高架下には西友が出店している(画像:若杉優貴)

 現在の中村橋駅にはそうした時代の歴史の面影はない……と思いきや、実はそうではなかった。

 駅前を散策したところ、駅北側に開業初期から利用されていた古レールを再活用した街路灯とその由来を記した説明版が設置されていたほか、高架橋にもかつての駅舎のマンサード屋根を模した独特の三角模様が付けられており、開業当時をしのばせてくれた。

 今回の改鋏ラリーが無ければ、新しい高架駅にこのような

「過去のレガシー」

が残されていることを知ることもなかったであろう。

 ちなみに中村橋という駅名自体も、現在は千川通りとなっている元禄時代に造られた用水路・千川用水(上水道)に架かっていた橋に由来するものであり、江戸時代からの歴史の面影のひとつなのだ。

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