西武池袋線「改鋏ラリー」で探る、都市と自然の交差点! 「開業100周年」を迎えた各駅の今を巡る

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改鋏ラリーとは、西武池袋線の特定の駅で開催されたイベント。乗客が対象駅を訪れ、特定の記念切符に鋏を入れてもらうというものだ。参加するには、記事では、各駅の歴史や周辺の特徴、イベントの詳細などを紹介している。

高架駅にある歴史の面影――中村橋駅(練馬区)

中村橋駅の改札鋏痕は逆L字型に近い形(画像上)。中村橋駅には各駅の昔の写真を使った横断幕が設置されていた。中村橋駅は1996年までマンサード屋根の木造駅舎がシンボルだった(画像:若杉優貴)
中村橋駅の改札鋏痕は逆L字型に近い形(画像上)。中村橋駅には各駅の昔の写真を使った横断幕が設置されていた。中村橋駅は1996年までマンサード屋根の木造駅舎がシンボルだった(画像:若杉優貴)

 江古田を過ぎると線路は高架となり、次の改鋏ラリー駅「中村橋駅」は高架橋上にある駅だ。

 有人窓口で改札鋏痕収集券に鋏を入れてもらう。中村橋駅の窓口には開業100周年を記念して硬券(厚紙の切符)時代の販売機や、硬券切符に日付を刻印するダッチングマシーンも展示されていた。

 中村橋駅は1997(平成9)年に高架化されているが、それまではしゃれたマンサード屋根(雪国で見られるような2段階に傾斜した屋根)が印象的な西洋風木造駅舎が使われていた。かつてこの地が田園調布のような郊外住宅地を目指していた証拠であろう。

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