西武池袋線「改鋏ラリー」で探る、都市と自然の交差点! 「開業100周年」を迎えた各駅の今を巡る

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改鋏ラリーとは、西武池袋線の特定の駅で開催されたイベント。乗客が対象駅を訪れ、特定の記念切符に鋏を入れてもらうというものだ。参加するには、記事では、各駅の歴史や周辺の特徴、イベントの詳細などを紹介している。

アートと漫画の町

かつて「アートの街」だった椎名町。現在、駅前には立派なアーケード商店街もある。狭くて小さい商店街ながらも、訪問時は多くの七夕飾りがつるされ、華やかに彩られていた(画像:若杉優貴)
かつて「アートの街」だった椎名町。現在、駅前には立派なアーケード商店街もある。狭くて小さい商店街ながらも、訪問時は多くの七夕飾りがつるされ、華やかに彩られていた(画像:若杉優貴)

 椎名町駅の近くには、戦前には「池袋モンパルナス」と呼ばれたアーティストたちが集まる地区があり、さらに戦後は数多くの漫画家たちが暮らした「トキワ荘」の最寄り駅でもあった。

 前述の池袋線を舞台とするアニメ「終末トレインどこへいく?」でも、それにちなんだ「敵」が描かれている。ちなみに現在「トキワ荘マンガミュージアム」の最寄り駅は都営大江戸線の落合南長崎駅となっている。

 現在の椎名町駅からは「アートの香り」が感じられるわけではないが、駅前には1522(大永2)年に開創された古刹(こさつ)として知られる金剛院や長崎不動尊、そして椎名町駅開設記念碑が設置されている長崎神社もある。もちろんこちらへの参拝も初めて。旅の安全を祈願して、再び池袋線に乗り込んだ。

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