西武池袋線「改鋏ラリー」で探る、都市と自然の交差点! 「開業100周年」を迎えた各駅の今を巡る

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改鋏ラリーとは、西武池袋線の特定の駅で開催されたイベント。乗客が対象駅を訪れ、特定の記念切符に鋏を入れてもらうというものだ。参加するには、記事では、各駅の歴史や周辺の特徴、イベントの詳細などを紹介している。

沿線唯一の○○がある商店街――椎名町(豊島区)

椎名町駅の改札鋏痕は「凸」に近い形だった(画像:若杉優貴)
椎名町駅の改札鋏痕は「凸」に近い形だった(画像:若杉優貴)

 最初の改鋏ラリー駅となる「椎名町駅」は池袋駅から歩いても十数分ほどの距離だ。

 まずは有人改札でエモットを提示して改札鋏痕収集券をもらい、早速鋏を入れてもらう。カチっという音とともに、改札鋏痕収集券に独特の切れ込みが入る。鋏は年季が入っており、昔から使われているもののようだった。

 椎名町駅は池袋からも歩けるがゆえ、降りたことがある人は少ないかもしれないが、実は駅前には池袋線の沿線で唯一となるものがある。それは「アーケード商店街」だ。

 駅を降りて左側に進むと見えてくるアーケードがその名も「椎名町すずらん通り商店街」。地図で見た印象で「小さい商店街だろうな……」と思っていたところ、天蓋(てんがい)いっぱいの七夕飾りでにぎやかに彩られたアーケードに驚かされた(余談ではあるが、西武新宿線の沿線では野方駅前にアーケード商店街がある)。

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