昼行高速バスの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(4)
昼行高速バスの魅力は、コストパフォーマンスのよさ、車窓からの景色、設備、サービスエリアでの休憩などにある。日常の移動がちょっとした旅行の楽しさに満ち、旅に高揚感をもたらしてくれることを強調したい。
やばいポイント3「車内設備」
三つめの高速バスのやばいポイントは設備だ。
シートのよさは、高速バスの推しポイントといえよう。事業者や便によって、昔ながらの4列シートということもあるかもしれないが、逆に設備のグレードが高い夜行バスの折り返し車両を昼行高速バスに使用している場合もある。
例えば、京都・大阪と広島を結んでいるグラン昼特急広島号は、
・独立した3列シート
・余裕たっぷりのリクライニング
・レッグレスト
と至れり尽くせりでやばい。片道4000円台から、ゆったりとした座席で過ごせてかつ景色を堪能できるなら、約5時間の所要時間であっても苦痛を感じるどころかウエルカムといっていい。また、長距離便の多くはトイレも備え付けられているので、万が一の場合も安心といえる。
昼行高速バスの設備は、事業者や路線あるいは便によって大きく異なるので、いろいろと乗り比べてみてもよいだろう。