昼行高速バスの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(4)
昼行高速バスの魅力は、コストパフォーマンスのよさ、車窓からの景色、設備、サービスエリアでの休憩などにある。日常の移動がちょっとした旅行の楽しさに満ち、旅に高揚感をもたらしてくれることを強調したい。
やばいポイント1「適度な遅さと値段」

ひとつ目の昼行高速バスのやばいポイントは、適度な遅さと値段だろう。新幹線や特急と比較して所要時間はかかるかもしれないが、許容できる範囲内にあるし、なんといっても安い。
例えば、大阪から松本に向かう場合を比較してみよう。
●鉄道:大阪駅~松本駅
・所要時間:約3時間20分
・運賃:1万1980円(のぞみ・しなの指定席利用)
●バス:大阪~松本バスターミナル
・所要時間:約5時間50分
・運賃:5500円~(アルピコ交通・時期による変動あり)
さすがに所要時間では鉄道に勝てないが、2時間30分の違いでこの運賃ならば十分といってもいい。もちろん、高速バスが圧倒的に優位になる路線もある。大阪駅~徳島駅を見てみよう。
●鉄道:大阪駅~徳島駅
・所要時間:約3時間30分
・運賃:1万1200円(のそみ・マリンライナー・うずしお指定席利用)
●バス:大阪駅~徳島駅
・所要時間:約2時間45分
・運賃:4100円(阿波エスクプレス大阪号)
全国屈指の高速バス激戦区だけあって、所要時間も運賃も高速バスの方が圧倒的に優位だ。運賃に至っては半額以下であり、各種割引を利用するか事業者を選べばさらに安くなる。
昼行高速バスの適度な遅さと値段は、何よりも代えがたい魅力に違いないし、時間に余裕がありふらっと旅をするにはちょうどよいやばい交通手段といえよう。