人手不足の物流業界、子どもや保護者にPR? キッズ向け体験ゲームに「倉庫のおしごと」登場
子ども向け社会体験アプリのコンテンツに、物流倉庫の業務を扱うコンテンツが追加された。子どもが身近な職業の一つとして捉えるきっかけの一つとして期待されそうだ。
子どもに人気のアプリゲーム
キッズスターが運営する子ども向け社会体験アプリ「ごっこランド」に、新ゲーム「そうこのおしごとたいけん!」が加わった。飲食店やアパレル業界、生花店、ケーキ店など、子どもの「なりたい職業ラインキング」上位常連の業種がそろう中で、物流業界の現場を伝えるコンテンツは異例とも言えそうだ。
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「ごっこランド」は2~9歳を想定対象年齢とする体験型のゲームアプリ。企業などからの協賛を得て、その社の商品やサービスに沿った体験コンテンツを提供している。
2022年3月現在、さまざまな業種の企業・団体およそ50者が出店しており、子育て世代に向けた企業・団体ブランディングやマーケティングとして活用しているという。
今回の「そうこのおしごとたいけん!」の協賛企業は、自動車事業や産業車両・物流事業を展開する豊田自動織機。トヨタL&Fブランドの物流機器や業界について周知するとともに、「人々の生活を支える存在であることを子どもたちが知るきっかけになれば」との理由で出店に至ったという。
ECサイト利用などの活発化により宅配便取扱個数が増加する一方で、物流業界ではかねて慢性的な人手不足が指摘されている。幼い頃からゲームを通して仕事の一端に触れられる今回のコンテンツは、子どもにとって物流業界をより身近な存在に感じるきっかけの一つとして期待されそうだ。