青春18きっぷの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(1)
青春18きっぷは、1日2410円でJRの普通列車に乗り放題できる。5回分1万2050円で日帰り旅行から長距離の冒険まで、非日常の旅が楽しめる。
やばいポイント2「ローカル線の魅力」

電車にずっと乗り続けると丸1日で首都圏から下関まで行ける、その気になれば九州まで行けることを、リアルな体験から理解したのは、大きな収穫だった。
大垣までの夜行列車のない2024年でも、ざっと検索したところ、新山口駅の手前くらいまで行けそうだ。
電車に乗りっぱなしは正直身体がきついが、ローカル線だからこそ、日本の国土の広さや距離感がわかりやすいし、記憶に残りやすい。
新幹線では、車窓が瞬間的に移り変わるので、目的地以外に用はない。ローカル線ではゆっくりと見られるし、予想外の発見がある。
その旅では、岩国近辺の車窓に驚いた。電車が道路を挟んですぐ海のところを走っていたのだ。キラキラした水面と透き通った水に興奮しながら、山口県は海がきれいということを学んだ。
そんな思いがけない絶景に出会えるのは、ローカル線ならではだ。