青春18きっぷの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(1)

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青春18きっぷは、1日2410円でJRの普通列車に乗り放題できる。5回分1万2050円で日帰り旅行から長距離の冒険まで、非日常の旅が楽しめる。

やばいポイント1「コストパフォーマンス」

青春18きっぷ利用のイメージ(画像:写真AC)
青春18きっぷ利用のイメージ(画像:写真AC)

 なんといっても、一番の魅力は「コストパフォーマンス」にある。1日2410円で乗り放題だからだ。

 例えば東京駅から日光駅までは2640円、これだけでも1回分の元が取れる。日帰り旅行なら、品川駅から小田原駅は片道1342円なので、往復で元が取れる。さらに同じ東海道線沿いで歴史的な観光名所のある大磯駅、鎌倉駅に軽く立ち寄る、なんてことも途中下車が可能だからこそ気軽にできてしまう。

 もっと長距離の移動にも興味があるだろう。2000(平成12)年頃の話だが、筆者は神奈川から九州と四国を訪れる5日間の旅をした。

 今は廃止になってしまった、東京駅から大垣駅(岐阜県)行きの夜行列車「ムーンライトながら」で、夜中の0時を過ぎてから神奈川県内で東海道線に乗り、多少の休憩を挟みながらも、ほぼ電車に乗り続けた結果、夕方7時頃に山口県の下関にたどり着いたのを記憶している。

 2日目だかは福岡で友人に会い、4日目は高松へ行き、5日目は大阪で別の友人と食事をし、帰ってきた。

 神奈川県の藤沢から下関、博多、高松、大阪を訪れて戻ってくると、2024年の今、約4万7000円かかる。青春18きっぷを使えばたった4分の1で済むのだ。

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