定期交換で安全確保! ぬるぬる油「パワステフルード」の正しい扱い方をご存じか
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パワステフルードの世界市場は成長中で、自動車技術の進化とともに需要が増加している。新技術の導入と環境対応性の向上が注目され、安全性と快適性を維持するためには、メンテナンスを怠らないことが不可欠だ。
劣化と故障のリスク
パワステを酷使し続けると、
・フルード漏れ
・パーツの劣化
が進行する。なぜなら、パワステオイルは経年劣化するため、特に市街地走行での頻繁なハンドル操作や、駐車時の据え切り、切り替えし操作は、クルマに大きな負担をかけることになるからだ。
また、ステアリング操作時に発生する熱によってパワステオイルが汚れ、徐々に劣化していく。パワステオイルは劣化すると熱を持ちやすくなり、オイルシールが傷んでオイル漏れを起こしやすくなる。
使用中に発生する微細な摩耗粉がパワステオイルに混入し、ガスケット類やパワステポンプにダメージを与えることもある。パワステポンプやステアリングギアボックスの故障もパワステオイルの漏れの原因となる。さらに、交換が適切でないと、古いオイルがシステム内に残り、新しいオイルと混ざって効率を低下させることがある。
これらの原因を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、パワステオイルの漏れや劣化を防ぐことができる。主な対策としては、定期的な点検と交換が推奨されている。
ただし、パワステオイルの交換には専門的な知識が必要で、素人では判断が難しい部分もあるので、必ず修理工場や専門店などのプロに依頼することをおすすめする。