貸し切り「最上級エルグランド」2時間なんと2万円! 用途は「ウェブ会議向け」 さっそく乗ってみた
場所に縛られない働き方が広がるなか、大日本印刷や日産など5社が「移動会議室」と題したハイヤーサービスの実証実験を行っている。第2弾となる今回、記者が実際に体験してみた。
ビジネス以外のシーンに拡大も
そこで第2弾では、利用ターゲットを個人ベースにも広げ、たとえば観光案内や婚礼などのサプライズ用途として、あるいは不動産物件の紹介で活用するといった方法も想定しているのだという。
たとえば、通信回線の活用や詳細な地図データとのリンクを実行することで遠隔での観光ガイドも可能となるだろうし、不動産の物件紹介では顧客を現地に連れて行く間に概要説明もできる。
婚礼用としては広い空間を生かして、衣装などを気にすることなくゆったりと寛ぎながら時間を過ごすこともできそうだ。また、プレゼンでは仮に各空港周辺でサービスを展開すれば、出張先での移動中でも会議ができるようになり、ここでの需要も見込めるのではないか、との意見も出た。
今回の実験ではこうしたさまざまなトライアルを繰り返すことでサービスとしての完成度を高めていく予定で、それこそが今回の大きな目的である。それらを踏まえた上で車内空間や空間を構成する主要機能に改良を加え、参加5社は2023年以降の商業化を目指すことにしている。
快適な環境下で移動しながらウェブ会議ができる日も近づいているようだ。