貸し切り「最上級エルグランド」2時間なんと2万円! 用途は「ウェブ会議向け」 さっそく乗ってみた
場所に縛られない働き方が広がるなか、大日本印刷や日産など5社が「移動会議室」と題したハイヤーサービスの実証実験を行っている。第2弾となる今回、記者が実際に体験してみた。
乗車体験、車酔いは大丈夫?
利用にあたってはモニター接続するPCやタブレットなどは自前の持ち込みが必要だが、車内にはWi-Fiによるネット回線が利用でき、これは利用料金内に含まれる。また、申し込みは車両を運行するクワハラが受け付ける。
実証実験の期間は同年9月までの約7か月間。その間は24時間・年中無休で対応するが、毎週日曜日の22時00分~翌朝6時00分はメンテナンスのために休止となる。
今回の体験は、この移動会議室についてプレゼンを受ける形を取ったが、その印象は想像以上に良好だった。
エルグランドVIP 2列シートがもたらす余裕のあるシートサイズは快適な乗り心地を生み出し、大型ミニバンの後部を2席だけで使う余裕あるスペースが実にぜいたくな環境をもたらしていたのだ。
モニターに映し出される映像は鮮明で、資料がしっかり読めたのはもちろん、会議に参加していたメンバーの表情までもしっかりと映し出していた。32インチの画面を見ることで車酔いへの不安もあったが、個人的にはそれを感じることはなかった。
これをビジネス用途でなら利用者もそこそこ獲得できるのはないかと思ったが、実は課題となっているのが週末なのだそう。ビジネス用途にターゲットを絞ると、当然ながら週末は稼働率が下がってしまう。