LCCが「日本」でイマイチ普及しない4つの決定的要因
日本を含む東アジアでは、LCCの普及率が世界標準を下回り続けている。大都市が多く、国土も広く、航空インフラもある程度整っているにもかかわらず、なぜ伸び悩んでいるのか。
規制次第の成長余地

東アジア、特に日本や中華圏でLCCが普及しない理由は、こうしたところにある。
特に発着枠の制限や空域の制限が大きく影響しており、地域の規模に対して航空会社の選択肢が少ないことが原因と思われる。
しかし、2022年就航予定のグレーターベイ香港航空や、2024年就航予定のトキエアなど、新しい会社も徐々に出てきている。
もともと国土が広く、経済基盤も巨大な国や地域が多いため、他の地域同様、規制次第ではまだまだ成長の余地がある。今後の発展に期待したい。
なお、コロナ後の状況については、筆者(前林広樹、乗り物ライター)の調査ではカバーしきれなかった部分もある。新たな進展があり次第、報告したい。