週給30万円? オーストラリアの「交通整理バイト」が“教師の収入”を上回っているのは本当か

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工事現場などで作業灯を手に車や通行人を誘導――。豪州のロリポップレディ(女性学童擁護員)たちは、教師や看護師以上の高給取りという。本当か。

ロリポップレディって何者?

豪州の国旗(画像:写真AC)
豪州の国旗(画像:写真AC)

「ロリポップレディ」と呼ばれる人たちをご存じだろうか。ロリポップとは、長い棒の先にアメが付いた菓子、いわゆるペロペロキャンディのことだ。ロリポップレディというのは、豪州などの英語圏の国々で、ある職業についている女性を指す。男性の場合は「ロリポップマン」。彼らがまるで巨大なペロペロキャンディを手にしているように見えることからついた愛称だ。

 彼らが手にする等身大ほどの巨大なペロペロキャンディ――に似ているもの、それは

「道路交通標識」

だ。通常は道路わきに恒久的に設置されている道路標識と違い、ロリポップレディやロリーポップマンたちは、必要な場所で必要な時に「STOP(止まれ)」などと書かれた標識を持って道路に立ち、通行人や車に示すという、いわば

「人力の可動式道路標識」

なのだ。スクールゾーンで交通整理をするいわゆる

・緑のおばさん
・緑のおじさん

のような仕事、というとわかりやすいかもしれない。違いは、緑のおばさんたちがボランティアであるのに対し、ロリポップレディたちは、きちんと雇われ、対価を支払われて仕事をしている点だ。

 正確には

「クロッシングガード = 交通整理員」

と呼ばれ、工事現場などで作業灯を手に車や通行人を誘導する警備員に近い仕事だが、豪州のロリポップレディたちは、教師や看護師以上の高給取りなのだという。

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